読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

【都市と地方をかきまぜる 「食べる通信」の奇跡】 By高橋博之 〈ブックログ13〉

 


f:id:taebo0721:20170414000212j:image
 


東北食べる通信を手掛ける、高橋博之さんの著書。

 

食べる通信とは・・・
→簡単に言うと、食べもの付きの情報誌のこと。 


特徴のある生産者を取り上げ、
その生産者や生産物についての物語や新鮮だからこその食べ方などが紹介する情報誌と紹介された生産物が付いてくるというもの。

食べる通信という存在を知ったとき、
この日本版CSA(Comunity Sapported Agriculture=産直連携)システムに感動したことを
思い出すなぁ。。

コアなファンづくりにはとても適しているなぁと思っている。

 

現在の地方VS都市の構図を打破しよう!ということを述べた本。

 

 

都市と地方をかきまぜる?「食べる通信」の奇跡? (光文社新書)
 

 

第一章 食は命に直結する

大量消費文明の歪み

〈大量消費文明の歪みは、一次産業の荒廃という形でも現れている。一次産業は、人間の力が及ばない自然が相手だ。大量消費文明が作り上げた巨大な流通システムは、値札をつけることのできない価値を矮小化し、最後には削ぎ落してきた。
・・・
「今の世の中全体のことで、政治がどうとか、社会状況がどうとか、マスコミがどうのこうのということじゃなくても、自分の出来る範囲で何が出来るかって考えればいいんだと思います。随分いろんなことが変わってくるんじゃないでしょうか。」(←宮崎駿氏の言葉)
「まずは自分が変わる、そして自分の周囲の人々を変える」のが大切。〉

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

→自分が出来る小さな消費行動を変えることが誰かに伝わればいいな、と思った。「知産知消」を心がけたい

 

第二章 人口減を嘆く前に「関係人口」を増やせ

田舎から都会を見る

〈これまで相容れないとされてきた、「競争を避けるうちに閉じた、地方の、共同体を重視する社会」と、「競争を促進する外に開いた、都市の個人を重視する社会」は本当に相容れないのだろうか、という山内氏の問いかけに、私は激しくゆすぶられた。 都市と地方の両方で暮らした経験があり、それぞれの魅力と生きにくさを体感してきた私は、その相容れないとされてきたふたつの社会がまざり合った社会のイメージに非常に惹きつけられた。〉

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

→私もそう思う。どうしても地方と都市!という垣根を越えようとしない。地方創生も、地方の造り生み出すものをどのように都市とかき混ぜるか、を検討しなかったら意味ないのだなと感じる。

 

都市と地方をかき混ぜる


〈日本人自体がどんどん減っていくのだから、定住人口を劇的に増やすのは至難の業だ。しかし関係人口なら増やすことができる。都市住民たちには、移住は無理だけれど、こういうライフスタイルなら出来るという人間がとても多い。現実的な選択肢だ。〉

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

→2年間私自身もいわゆる移住的なものをしたわけだけれど、毎日ずっとここにいるべきなのか?それとも自分が追い求めるライフスタイルがもっとあるのではないか?と迷いながら過ごしていた部分がある。わたしは地方が好きだ。自分の手でなんでもつくろうとする人々が多い、あの空間はむしろ好きだ。
だけど、そこにどっぷり浸かることがはてさて自分の生き方に合っているのか??
悶々としていた。 
地方と関係を持ち続けられるような位置でいるのは自分に合うかな?どうかな?と思いはじめ、今、都市部に帰ってきている。

 

第三章 消費者と生産者も「かきまぜる」

本当に物が売れない時代

〈現在の消費者(ことに都市住民たち)の一部は、物が欲しいのではなく同じことや行動を志向するコミュニティを求めている。アイデンティティを形成するために、価値観を共有する仲間や空間を欲しているのだ。〉

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

→いま、体験型〇〇が流行っている。体験のためならお金をおとすひとが増えてきている。自分もその一人だなぁと。「体験」を通して、消費者も生産者もまざる、いい機会なのだと思う。

 


列島を貫く生命の回路

〈食べものという生命の交歓の回路が、昔は日本列島全体に行きわたっていたが、都会に出てきた次男・三男も三代目の孫を持つ年代を迎えている。2代目までならおじいちゃんおばあちゃんが住む田舎に血縁を感じるだろうが、三代目となるとその意識は希薄になる。すでに述べたように「都会生まれ都会育ち」の世代が増え、列島を貫いていた回路も閉じてしまった。〉

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

→私自身学生時代・協力隊時代に沢山の農家さん・おじいちゃんおばあちゃんたちにお世話になった。自分から回路をつくる時代なのかもしれないな、と思う。。

 

 

地方に向かいたいひと・都市だけの生活に疑問を持つ人・・・オススメな本です。